7月7日の七夕夜は織姫さまと彦星さまの1年に1度のイベントでもあり、私たちも夢あるイベント。
家庭、保育園や幼稚園などでも色とりどりの短冊に思いおもいの願い事を書き笹竹に飾り付けします。
その短冊のルーツをしらべたところ、もとは葉っぱだったということが分かりましたので、ここでは次のようなお話をしています。
・梶(かじ)の発祥由来と意味
・梶の木と葉の使われ方の違い
・梶の葉は今も神の御宣託(ごせんたく)のまま生きていた
七夕の短冊は葉っぱだった!梶(かじ)ってなに?
そもそも梶(カジ)とは何なのでしょうか。
古代から神に捧げる神木として尊ばれていた為、神社の境内などに多く植えられ、主として神事に用い供え物の敷物に使われた。
引用:ウィキペディア

聞きなれない名前でしたが、これが梶の木(葉)です。。
梶の木は、日本やアジアなどで古くから栽培されているクワ科の落葉小高木
カジノキは神道では神聖な樹木なのだそうですが、葉の形は様々で違うのだそうです。
新宿区の戸山公園はカジノキ(梶の木、学名:Broussonetia papyrifera)も大変多く繁茂しています。カジノキが活躍するのは7月の七夕。いまは新芽スクスクの時期でございます。 pic.twitter.com/MvIGht5sZK
— 八條忠基 (@EeoduLzbYVjTprk) April 28, 2021

ハート型、先が3つや5つに裂けるものもあれば、もっと複雑だったり切れ込みの全くないものまであるということです。これ、不思議ですよね。
短冊は梶の葉っぱ・意味や発祥由来は?
・七夕は裁縫の上達を願う行事➡裁縫や機織りが得意だった織姫にあやかった
平安時代、七夕の夜に朝露の溜まりやすい里芋の水滴で溶かした墨で、梶の葉に願いを書き記したとされています。

梶の葉が選ばれた理由は、細かい毛がたくさんあり墨ののりが良く筆で書きやすかったのが理由だそうです。
今日は七夕ですね🎋旧暦では8月28日です。本来はお裁縫等の技芸上達を願う乞巧奠という祭りでしたが、これが後に織女伝説(いわゆる七夕伝説)とくっ付いて現在の形になりました。昔は写真のように梶の葉に願いを書きました(こちらは昨年の)。今年の我が家の乞巧奠は旧暦に執り行う予定です🌌 pic.twitter.com/wXAtLBUVdG
— 桂古流 新藤花道学院 【公式】 (@KatsuraKoryu) July 7, 2017
梶の木や葉は何に利用されていたの?
【 梶の木 】:カジノキは神聖な樹木
・カジの繊維から紙や布が作られていた
繊維ができるという有難い樹木でもあり、神事の際に使われてたということが分かると、とても神聖な香りがしてきそうです。
梶の葉に 願いを書こうか
雨の七夕#梶の葉 #七夕 pic.twitter.com/60nN2tfDTw
— K.K. (@kkviolin0203) July 7, 2020
・葉の表面に願い事や和歌を書いていた

七夕の願い事に梶の葉が用いられる理由
天の川の瀬戸を渡る船の梶と、梶の葉が掛けられた言葉遊び的もあるようです。
起源はここからなんですね。
願いごとや和歌を書いてみるのも素敵です。
短冊の他に梶の葉も用意しましたので、お願いごとを書いてみて下さい。 pic.twitter.com/y1BQRdtne8
— 福徳神社 (@fukutoku_mebuki) July 7, 2015

梶野の葉に和歌や俳句にお手紙、とても風情を感じますね。
以前お仕事でいただいた梶の葉のお手紙
(額に飾っている)七夕の短冊とは、こうした梶の葉に和歌を書きつけて学芸の上達を願った平安時代の風習が始まりだとか
#七夕 #七夕の日 pic.twitter.com/WmZWmkn1wW— ルルフ (@hervorruf) July 7, 2021

葉っぱが豚や牛、羊などの飼料(飼い葉)に使われているということも分かり、神道以外に役立つといえども驚きました。
七夕の短冊が葉っぱから和紙へ・笹の葉との関係は?
梶の葉と笹の関係!
物心がついたときには七夕飾りといえば笹の葉が準備されていて当たり前に思っていましたが、不思議に感じていた方もいたでしょうね。
なぜ今のような笹の葉へ変化してきたのでしょうか。
・寒い時期も青々と殺菌効果があるとされ、神聖なものとして扱われていた
・体を拭いて穢れを払うと厄除けになると言われていた
・抵抗力の無い子供たちが夏場の命を落とすことが多く、天に伸び生命力が強い笹が選ばれた
・お盆の暑い時期は神様にお供えする食べ物が腐りやすかったため、敷物に用いられた

梶の葉と同じように敷物や器代わり用いられるほど、神聖なものだったんですね。
梶の葉が和紙の短冊への変化とどんな場所で見られる?
梶の葉から今の和紙へと変化した理由と時期はいつごろだったのでしょう。
背景を見ていきます。
・平安時代から宮中に広まり始めた和紙はまだまだ高級で貴重なものとされていたようです。武士町民文化と変わりつつあった江戸時代にはしっかりとした和紙が作られるようになったため和紙へと変化していった
・和紙が庶民へと広がった江戸時代、梶の葉のかわりに短冊(五色)に願い事を書いて笹竹につるし祈ったとされています
葉っぱが飼い葉に使われているということも分かりましたが、せっかくなら一度は梶の葉で七夕の祈りをささげたいものです。
池坊の七夕飾り。梶の葉に願い事を書いて笹の枝に飾ってます。
願い事、叶うといいなぁ☆☆☆ pic.twitter.com/lAovQ82brO— いけばな池坊【公式】 (@ikenobo550) July 7, 2016
梶の葉が見つからない場合は、自分で作くるのも良いですね。
神社境内や公園
新宿区の戸山公園はカジノキ(梶の木、学名:Broussonetia papyrifera)も大変多く繁茂しています。カジノキが活躍するのは7月の七夕。いまは新芽スクスクの時期でございます。 pic.twitter.com/MvIGht5sZK
— 八條忠基 (@EeoduLzbYVjTprk) April 28, 2021
散歩途中に梶の葉を発見!七夕のとき、願いを書いて川に流すと叶うというあれです🎋こんな身近にあったなんて、時期は過ぎたけれど嬉しい♪#散歩 #公園 #自然 pic.twitter.com/jfNkdcAczL
— まつのもも@4歳児育児中 (@Qchan220) July 25, 2017
日本では、公園や田舎の家や田畑の周りにたくさん生えているというので、私たちが気づかず通り過ぎている樹木の中に紛れているかもしれませんね。
梶の木が市販されている?
カジノキは高さ10mほどに成長し、冬になると葉っぱが枯れ落ちる落葉性高木。
こんな風に一般に販売もされているようです。
広いお庭がある方なら植えられそうでしょうか...。
梶の木(梶の葉)を再入荷しました。京都の七月を代表する花木!オススメです。人気商品につきお早めにどうぞ^ ^ pic.twitter.com/s4Rj1IMcIY
— 花重 京都 (@hanajyu8) July 4, 2021
梶の木です!残すところあと2鉢となりした! pic.twitter.com/rHdz5C1oIo
— 花重 京都 (@hanajyu8) June 28, 2021
七夕で願いながら食することも出来る?
季節はちょうど七夕の7月ころで、おやつ代わりになる実もなるそうです。
マリモのように変化したボールが秋に熟れると橙色の肉質の柄に種子がくっついて飛び出てくるようです。どんなおやつになるのでしょうか。
【梶の木】(かじのき)
桑(くわ)科
コウゾ属葉っぱは大きく変わった形…
花は5月頃に咲き実は9月頃に出来る💦大きい橙色の実…製紙の原料として栽培されたりする…①大きい葉っぱ②花③花のあと④橙色の実 pic.twitter.com/xLlgPC6LW2— 小原 文子(AYAKO )不具合中です… (@1103Bunbunmaru) August 30, 2016
神社境内で出会えることも!
鶴岡八幡宮手水舎
七夕🎋に合わせて梶の葉があしらえてありました。 pic.twitter.com/eutbNlFItv— ウサ (@fightohbaystars) July 5, 2021
(睦月詣)駒木諏訪神社⛩
昨日は久々に諏訪之宮に詣りました。このご時世で数年書置きですが、また新たに御朱印帳をお受けしました。1ページ目は直書きです。梶の葉みくじがお気に入り😃 pic.twitter.com/ROAS7IwV6c
— とんぼ (@musasinokuni15) January 14, 2022
七夕の短冊は葉っぱで梶の木が始まり?笹や和紙へ変化まとめ!
7月7日の七夕の夜に願いを掛ける、色とりどりの短冊の発祥を調べてみました。
長く伝わる七夕の意味も分かりました。
短冊として梶の葉っぱに書かれ始めたのは平安時代
神道に関わる樹木で神事の際の供え物の敷物として使われていた
学芸や裁縫の上達の願いを込め飾られていた
笹が梶と同じように神聖なものとされていた
平安時代から和紙の普及が進み短冊へと変化していった
今も様々な所で梶の葉が利用されていた
以上のことが分かりました。
日本の歴史や伝統はどれをとっても大事に受け継がれていて、感動することが多いですね。
今回、梶の葉の始まりが分かっていただけたところで、近くで梶の葉を見つけることができた時には是非、紙の短冊ではなく梶の葉に願い事を書かれてみるのも良いのではないでしょうか。
願いがさらに叶ってくれそうです!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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