オズワルド伊藤さんといえば、妹の伊藤沙莉さんの方が活躍していて頼りないお兄さんというイメージでしたが、今や兄妹で大活躍されていますね。
芸人としても2019年あたりからドンドン活躍していく姿が見られ、2021年のM-1グランプリ決勝に進出するなど、ボケの畠中さんとゆる~い伊藤さんのツッコミが穏やかに、そして心地よいです。
この記事では、オズワルド伊藤さんの腕時計に注目され気になっていたお父さんの形見らしい?腕時計と驚きのエピソードから見えてきた家族愛や絆についてお話させていただきます。
オズワルド伊藤の腕時計は父の形見?
伊藤さんが普段使いしているのが、カルティエのカリブルダイバーの腕時計になります。
これは間違いなく、お父様の形見のようです。
家族の形見って大切ですし、形見があることって幸せですよね。
世の中には、形見があってほしかったけれど手元にない方だっているわけで、そう考えたらとても幸せなのかと思います。
番組内で査定していただいたようで、50万とのことでしたが、元々、カルティエのカリブルダイバーの腕時計ってお高いようですね。
現在は廃盤になっているようですが、当時で100万ほどだったようです。
ちなみに、今の中古の相場でも同じような代物を確認したところ、決してお安いものではありませんでした。
よく、芸能界の方、特にお笑い芸人さんなどは、持ち物をテレビで取り上げられ、高級な腕時計をされているのが目立ちます。
例えば、バナナマンの設楽さんはパテック フィリップ、日村さんもロレックス デイトナ、フットボールアワーの後藤さんはブローバなどの高級腕時計をされています。
普通に考えて、お父様の形見が、カルティエのカリブルダイバーって、それをお持ちだったお父様ってどんな方だったのでしょうか?
オズワルド伊藤の腕時計の持ち主・父って何者?
お父様は、道路関係の仕事をされていたようですが、バブル崩壊もキッカケとなり会社を畳んでしまったようです。
以前、伊藤さんはお父様のことを次のようなことを話しています。
海賊並に酒を飲み、明日も生きていかなければならないという事を毎日忘れているかのように過ごしていた。
・ドラブルが多く、普通に生きられない人が世の中にはいるものだと最初に感じさせられた人間。
この話を聞いただけでは、お父様のことを自由奔放に生きた人のように感じたのですが、会社を畳む理由のキッカケがもう一つあったことを知り、一言で決めつけるのは申し訳ない気がしてきました。
結果、ご両親は離婚されてしまったようです。
話によると、お父様が飛んだ?いなくなったということでしょうか。
全く知らない方ですし、個人的主観になるかもしれませんが...。
もともと道路関係の会社を運営していた父親。ある時、知り合いから面倒を見てほしいと頼まれたのが30人の外国人。日本語も喋れない人ばかりでコミュニケーションがうまくいかなかっただけでなく、バブルの煽りを受けて会社を畳むことに。そこで両親は離婚
引用:ライブドア
この話から、人が悪いわけでなく、お人好しすぎる方だったのではないかと感じたのです。
バブル崩壊で人生が一気に転落した方は山ほどいるはずです。
お酒が好きだったことが拍車をかけ、世の中の急展開にやるせなく大酒をするほかなかったのではないでしょうか。
お人好しで気前がよく、お酒で心も大きくなれば、トラブルを抱えることも沢山あったでしょう。
その後のご家族は大変だったようです。
残されたオズワルド伊藤家5人!
◆お母様:現在は塗装業。
◆伯母:母の姉
◆長男:伊藤俊介さん
◆妹:しおりさん(既婚・一般人/会社員)
◆妹:伊藤沙莉さん
お父様がいなくなったことや離婚もあり、家に住むことができなくなり、バラバラに過ごした期間が3か月あったようです。
伯母の家に住み始めたものの、伯母さんも離婚することになり、結局家を出るしかなかったという、また思わぬ展開ですね。
お母様と伯母さんは2人で一生懸命働き、居酒屋の2階で皆で過ごせるようにアパートを準備したそうです。
以前、伊藤さんが妹の沙莉さんと「占ってもいいですか」に出演されていますが、その時に沙莉さんが、お母様がトラックで過ごされた時があったとも話されていました。
本当にご苦労をされてきたようです。
伊藤さんと長女のしおりさんは同級生のお宅へ、沙莉さんはお母様の幼なじみのお宅へ1人預けられていたとのことです。
精神的にも辛い時期だったでしょうね。
父を身近に感じた長男が取った行動に感動!
ご両親は伊藤さんが小学に上がる前に離婚されたようですが、一番記憶にあり身近に感じることができたのは、やはり長男である伊藤さんですよね。
お父様とは離婚から9年ほどたった時に、アルバイトでチラシ配りをしているところに声をかけてきたことで再会されているようです。
そして、次の内容でまた再会されています。
やはり、子供が父として記憶があり、父として話せる相手は長男で一番会話したであろう伊藤さんだったのでしょうね。
男同士というのもあるのかもしれません。
どんな内容であっても、唯一話せる息子さんだったのでしょう。
家族を捨てた父と連絡があったのは二十歳を前にした頃。「誰かから聞いたのか、僕の電話に知らない番号からかかってきて、『お父さんだよ』って言われて…」
引用:スポニチ
「『今、追われてるから着替え届けてほしいんだよ』って。何に追われてんの?って聞くと、『何にとか、そんなんじゃねぇんだよ』って」渋谷駅に着いて、改札出てもいないなと思ったら電話があって、『そっちじゃないよ。こっちこっち』と言われて、パッと見たら改札の内にいるんですよ。
何でそんなところにいるの?って聞いたら、『『お金なくて改札出られないんだよ』って言われて…」と告白する。
これだけでも相当なエピソードだが、話にはまだ続きが。伊藤が「乗り越し分は払うから早くこっち来なよ」と言うと、父は「それだと親父の威厳が!」と拒否したという。伊藤は「そんなのねぇよ!」と怒り心頭だった
渋谷駅で感動の再会になる予定が、お金がない理由で改札口から出てこれないお父様がいたそうです。
お父様もお1人色々なことがあったのでしょうね。
乗り越し分を払うからと伝えてると、父の威厳という理由で伊藤さんの好意を断ったそうです。
これらの話を聞いているだけで、久しぶりに会ったとは思えない感動を感じます。
この時期の伊藤さんは駒沢大学に通われています。
失礼だけれど、このような環境の中で大学へ進み、兄妹で活躍されている事ってすごくないですか?
人間、環境を言い訳にできないな...と、ふとわが身を反省したり...。
最期まで大好きな父と思えた伊藤の懐が深い!
お父様が亡くなられたのは2019年の夏ころと思われます。
病院でみたお父様は、咽頭がんでガリガリに痩せられ声も出せない状況だったそうですが、それでも、伊藤さんに見せた姿は、昔のままの父だったそうです。
そんなお父様について話されています。
・唯一の取り柄はとにかく面白い男であったこと。
・別れていても、ろくでもなくても、父のことは嫌いじゃなかった。
・涙が止まらなかった。人としても父親としても嫌いじゃなく大好きだった。
・なにしてもらったわけじゃないけど、すごい面白い人だった。
まだ家族であった時、良かれと思ったことが裏目に出たり、世の中の予想だにしない出来事が怒涛のように押し寄せ、思わぬ方向へ進んでしまった。
家族を不幸にしようとして選んだ人生ではなかったことを伊藤さんは知っていたのでしょうね。
その証拠に、今の職業でさえもお父様譲りなのだろうと思うような面白さを追求する芸人の道を目指し、今、活躍し始めているわけですから。
きっと、天国のお父様も喜んでいるはずです。
改札口を出れない状況にあったお父様が、カルティエのカリブルダイバーの腕時計を持ち続けた理由が解けました。
別れた後も急に目の前に現れた父、知らないはずの電話番号にかけてきた父、どんな理由であったとしても、紛れもなく家族であり、何より夫婦以上の血に繋がりがある息子でした。
離れてからも頭から離れたことはなかったでしょうし、自分の生活が苦しくても何か一つ残せるものをと考えた時、目の前にあったのがカルティエのカリブルダイバーの腕時計だったのだと思います。
最期に近い父の姿で涙が止まらなかった伊藤さんは、間違いなく声にならないお父様の意思を受け取っていたのだと思います。
そんな心優しいオズワルド伊藤さんの結婚やいかに!
オズワルド伊藤の腕時計が凄い!父が貧困でも持ち続けた理由とは?
オズワルドの伊藤さんが身につけている腕時計のことから、お父様と伊藤さんの深いつながりが見えてきました。
そして、壮絶人生に巻き込まれた家族の中でも、このような幸せを感じることができるんだと身に染みて感じることができました。
・オズワルド伊藤さん家族は壮絶人生を送っていた。
・伊藤さんがつけている腕時計は父の形見でカルティエのカリブルダイバー。
・お父様と伊藤さんは離れていても声にならない会話で通じ合える関係性だった
ここまでで何か感じていただけることがありましたら嬉しいです。
妹の伊藤沙莉さんのファッションや兄妹で揃いの腕時計秘話などお話させて頂いています。
ご覧いただきありがとうございました。
コメント