菖蒲には葉っぱと花がありますが、何が違うのか調べてみました。
節句でお風呂に浮かんでいる菖蒲は、時期くると店頭で売られているので当たり前に購入できるのですが、葉っぱだけの菖蒲と花がある菖蒲刈り、その違いや見分け方、意味など調べたことをお話していきます。
葉菖蒲と花菖蒲の違いはどこ?
菖蒲という漢字がどちらにも使われているけれど、花がないだけで何か違うのでしょうか。
私たちが目にしている菖蒲はどれ?
端午の節句などで目にする菖蒲ですが、何処が違うのか見ていきます。
葉菖蒲と花菖蒲は用途が別だった
【葉菖蒲の開花期】:4月中旬頃から5月中旬頃
用途:端午の節句のときにお風呂に入れて「菖蒲湯」にしたり、枕の下に置いて寝たり、頭に巻くと巻いたところがよくなるともされています。
頭に巻いているのを見たことはなかなか・・ないですが、端午の節句の時期には銭湯でも「菖蒲湯」に浸かることが出来るようですね。
また、家の軒に菖蒲の葉を飾ると縁起がよいとされています。
葉菖蒲の特徴:ショウブ科(古くはサトイモ科)・ショウブ属の植物。
菖蒲の葉の形は、触ったら手を切っちゃいそうな刀のように細長く鋭い形をしています。
5月頃に黄緑色の小さな花を咲かせますが「お花」という感じではないので、あまり注目を集めません。
地域によって、節句以外でも使われるようです。
【花菖蒲の開花期】:6月上旬から下旬
用途:各地で開かれる花菖蒲祭りで見られる奇麗な花を咲かせます。
あやめの葉は葉脈が目立ちませんが、カキツバタの花弁の付け根には白い筋が見えます。
切り花で最も多く見られるのはハナショウブはこちらです。
見分け方は名前
「菖蒲」と「花菖蒲」はまったく別の植物なのですが、「葉」の形が似ていることに由来して、「花菖蒲」という名前が付いています。
菖蒲の葉の形に似ていることからつけられた「花菖蒲」は、とても綺麗な花を咲かせてくれます。
各地で盛んに栽培され、夏頃開催される「菖蒲祭り」で見られる綺麗なお花は「花菖蒲」なのですね。
葉だけを見てしまうと違いに気づきませんが、このように色とりどりの花を身にまとうと、とても上品でひときわ華やかになり素敵です。
葉菖蒲と花菖蒲の効能が知りたい
◆葉菖蒲の雨が多くなる5月は、体調不良や災いも増えやすいと言われていますが、5月病と言われるのも、ここに関係しているのかもしれません。
端午の節句は、古代中国で毎月の初めにスッキリとした強い香りがする「葉菖蒲」で邪気を払う行う厄払いの行事として始まりました。
日本に伝わり、子供の厄除けや男の子の成長を祈るための行事として端午の節句は大きな行事のひとつになりました。
端午の節句に入る「菖蒲湯」には血行が良くなり、肩こりや冷え性にも効果があります。
「葉菖蒲」の香りを楽しみたい方は、香りが強い根元に近いほうを刻んで湯船に入れるのがおすすめです。
◆花菖蒲は葉の形がよく似ているハナショウブですが、香りも青臭い草のにおいで、葉菖蒲のような効能はありません。
また、花菖蒲は有毒成分を含んでいるのでお風呂に入れると皮膚炎を起こす可能性がありますので注意が必要です。
日本にはまだまだ沢山の、似た言葉で違いが分かりづらいものがあるかもしれませんね。
葉菖蒲と花菖蒲の違い・特徴や見分け方教えて?まとめ
菖蒲は菖蒲でも、葉と花がある菖蒲とは何が違うのか調べたところ、まったく別もので注意が必要なことまで分かりました。
葉菖蒲
端午の節句で使われるのは葉菖蒲で4月中旬頃から5月中旬頃が盛んでショウブ科に属する
「葉菖蒲」で邪気を払う行う意味がある
「菖蒲湯」には血行が良くなり、肩こりや冷え性にも効果がある
葉菖蒲
端午の節句で使われるのは葉菖蒲で4月中旬頃から5月中旬頃が盛んでショウブ科に属する
「葉菖蒲」で邪気を払う行う意味がある
「菖蒲湯」には血行が良くなり、肩こりや冷え性にも効果がある
以上のことが分かりました。
調べていく中で、花がついた菖蒲をお風呂に入れていた方もいらっしゃいました。
使う用途や効能を知り、意味のある方法で私たちを守ってくれる安全な使い方をしたいですね。
ここまでご覧いただき有難うございました。
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