手芸用でも本業でもアイロンを使う人にとってアイロン台、アイロン マットは必需品です。
作り方などYouTube動画でもあがっていることが多いのですが、こんな方法や注意点があるよということを知っていただき、手作りのアイロン台の中身や大きいのが良いのか小さ目のが良いのか、そんな気になるサイズについても紹介しています。
- アイロン台を使う目的と必要なサイズは?
- どんな場所、どんな体勢で使いたい?
- アイロン台の表面や中綿に適したものは?
- 手軽に準備できる身の回りのものは?
購入するのは簡単だけれど、どうせ自作するなら、100均も利用しながら後悔しないお気に入りのアイロンマットをハンドメイドしてみましょう!
ここでは毎日のように使っている2種類のアイロン台のヘタレた舟型のアイロン台のリメイクと新たに作ったフラットな平型アイロン台の手作りした内容を紹介しています。
アイロン台を手作り!作り方の予備知識で市販のマットの仕組みは?
- (上)表布・・・綿素材(アルミシートだったり➡ネットでも購入できます)天板・・・木質繊維板やスチール
- (中)クッション材・・・ポリエステル、フェルト表布
- (下)天板・・・木質繊維板やスチール
これらを見ても特に準備するのが難しいという感じでもなさそうです。
「そぅなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、周りによくあるものばかりで100均でも目にしたことがあるものも!!
アイロン台の手作り材料は手頃だけど注意が必要なことはある?
使用されている材料を画像で見ていきます!
天板・・・木質繊維板
こちらは自宅にあるダイソー商品にある繊維板になります。
木材で作るなら、このようなボードを見たことありませんか?
これが100均で購入できアイロン台に使えるという手軽さが嬉しいのですが、このサイズに注目!
手づくりする前に確認し注意したいこと!
サイズ感・・・手頃な価格で手に入る天板はサイズのほとんどが小さめなんです。
この左端のMDF材、有孔ボードは30×40や30×60サイズで220円~330円タイプもあるので、行きつけの店舗に無くても別店舗には在庫があるかもしれませんので、自分の希望サイズを見つけてほしいと思います。
もちろん、ダイソーやセリア、キャンドゥなどでも同じようなものが見つかります。
ワイシャツをかけることが多い方や子供さんの給食着やハンカチなど家庭環境によって違いますので初めに確認しておきたいところです。
実際、私が必要なサイズはハンドメイド布地の100㎝幅以上の生地を2回往復でアイロンがけ完了したいという願いがあったので、横幅が50以上の板が必要でした。
コルクボードも繊維板に含まれていて、手持ちサイズがピッタリだったので、今回はコルクボードを利用してみました。
小物にアイロンがけするのか大判のものが多いのかなど、使い勝手がマッチしなければせっかくの手作りも後悔の原因になってしまいますからね!
場所やタイプは?・・・平型や脚付き舟型、スタンド型もあります。
天板・・・スチール
アイロンをかける場所が床なのかテーブルなのかでも選ぶ対応が変わってきます。
- アイロン台は程よい硬さが必要
- 熱効率が高い≒マット下に注意が必要
熱だけでなくスチームの蒸気が下に伝わっていくとテーブルなどの場合はあとで後悔することもあるので、どのような使い方が多めなのか気に掛けるべきこともあるのです。
実際に失敗を経験し、我が家の特注のお気に入りテーブルが白茶けてしまいました。
2mほどの布を複数枚アイロンがけするため、お気に入りのテーブル天板に床用の舟型アイロン台の脚を閉じたまま直接置き作業しました。
原因は次の通りです。
- 床用脚付き舟型アイロン台はスチールメッシュになっているため蒸気が下に抜ける仕組みだったこと
- スチーム使用時間が長すぎた
実際、脚付きアイロン台に限らずフラットなアイロンマットでも同じです。
きちんと通気性を保てるように設置するかタオルを敷いておくなどの対処が必要でした。
とはいえ、天板が熱で白くなった時の修復方法もあります。
どこでどのタイプで使いたいか、ある程度決めた方がアイロン台を作るにも購入するにも失敗がないのは間違いなさそうです。
以上のように注意すれば余計な仕事が増えることもないので気をつけたいところですね。
ちなみに、この舟型アイロン台は正座や立ち掛け用に見かける市販のメッシュタイプで見かけます。
今回、中心に圧がかかり続けたわんだ舟型アイロン台のこちらもリメイクもしています。
スチールで自作するのは難しいので表布のリメイクで使い続けています。
スチールのメリットとデメリットもありますよ!
メリットは熱が逃げてくれるし脚付きなら床やテーブルを傷めないです。
ただ、デメリットは必ずと言ってよいほど、使用頻度や作業内容によって中心がたわんできます。
見えづらいかもしれませんが、こんな風に...。
衣服のアイロンにはさほど影響はしませんが、たわんで平らでないため、接着芯など布に糊芯を貼るときなどにたわんだ場所が上手くつかないこともあります。
ただ、ワイシャツなど一般的なアイロンがけなら舟型のスチールも良いですね。
長く使うのならフラットマットがおすすめかな~と感じます。
それでもアイロンは形や素材とたくさんの種類がありますね。
さほどお値段がすることもなく適度に大き目の学校法人文化学園のネットショップで購入できる折りたたみマットも良いと思っています。
YouTubeでハンドメイド動画をアップされている方も使われている方も見かけます。
ただ、今回は手作りしたい方向けの注意点ということで、既製品の良いとこどりでお好きな柄を取り入れてお好みのアイロン台に挑戦するのもオンリーワンで楽しめます。
表布・・・綿素材
熱に弱い化繊などを除き熱にも強い綿素材を選びましょう。
さらに布地は色味が薄い方がおすすめ➡清潔感の観点から汚れの目立ちやすさ・濃い目の生地からの色移り回避
表面にアルミコーティングされている綿素材なら熱に強く丈夫で長持ちしますし、高い熱効率を発揮してくれます。
購入も可能なので、わざわざ布を準備される方ならアルミシートを選択するのも良いですね。
以前、リメイクした時の表布はこちらですですが、黄ばみとアイロン焼けが目だって来たため今回もまた変えてみました。
このようにライン上のデザインは制作するにあたり、定規代わりというか平行が取れるので助かります!
クッション材・・・ポリエステル、フェルト
このクッション材にあたるものは作る方によって様々なようです。
リメイクするなら元々のフェルトも使用しつつ、へたってしまったクッションに追加する材料も色々です。
- タオル生地(使い古しのタオルでOK)
- キルト芯(100均で購入できます)
- フェルト((100均で大き目も購入できます)
- ウール生地(自宅にあるものでOK)
私は手元にあったオーガニックコットンも入れてみました。
これは既成の舟型アイロン台を利用しているので、一から作成したアイロン台ではありませんが、ふんわりした感触の優しいアイロン台となりました。
次では、実際にすべて準備したところから始まるアイロン台の作り方を紹介していますので、どうぞご覧ください。
アイロン台の作り方・手作りしたらこんな仕上がり!
ということで、こんな作り方でこんな風に仕上がりました編になります!
完成画像
アイロン台の作り方に材料に順番はある?
実際のところ、たくさんの方が作られているのもネットで見かけます。
手持ちのアイロン台を補修する方もいれば、新しく作る方もいます。
中にどのような素材を挟み込みどんな順番で置いていっているのか気になりましたが、要は表の綿生地の下にフェルトのようなクッション性のあるものがきていればよい感じですね。
市販のアイロン台を分解して補修するときに見てみても、スチール製の舟型のものでも上から順に、
- 表生地
- フェルト
- スチール型
これだけなのです。
あまり挟み込んでも安定しませんし、硬すぎても滑らかにアイロンがけが出来ません。
今回、新しく作ったアイロン台はフラットタイプで全て準備し、ある程度ぷっくりさせたかったことから以下のよう材料を揃えてみました。
準備したもの
- コルクボード
- 表布
- 古いタオル2枚
- ハード接着芯(タオル地の裏に補強用として)
- オーガニックコットン2枚
- ドミッド芯タイプのキルト芯(大きくてダイソー100均がおすすめ)
- タッカー(布を止めるためのもの/ダイソー100均)
- 両面テープ(表布の仮止め用)
- ロータリーカッター(ハサミでも十分)
- ハサミ
① 天板準備
新しいものを購入せず、自宅で準備できそうなもの達をピックアップしています!
布に巻かれて見えなくなるところなので、アイロンがけする中心など負荷がかかる部分がしっかりしていればOKとしました。
②使用済みのタオルに接着芯を貼る
古いタオルの裏に100均の接着芯を貼りました。(2枚分)
タオルだけですと伸縮してしまいアイロンがけの時にしっかりと同じ場所でとどまってくれないため、接着芯を貼ることでクッション性と安定感をもたせました。
③中綿としてオーガニックコットン
手持ちのコットンを挟んでいますが、コットンでなくても、100均のキルト綿で良いですね。
④こんな順場で重ねています。
⑤表生地を両面テープで仮止め
とても厚ぼったく感じましたが、タッカーでしっかり止めることでかなりピタッと収まりました。
一周、適度に両面テープで仮止めし、固定が出来たところでタッカーを使い等間隔で止めてみました。
丸い形なら今にもダーツを始められそうですが、れっきとしたアイロン台が完成しましたよ!
いかがですか?
自分の希望通りのサイズやで完成することで、使いづらさもなく気持ちよく作業ができますね。
おわりに!
アイロン台を手作りするなんて無理かなと感じていた方も、意外と出来るんじゃないの?
と思って頂けたのではないでしょうか?
作り方の順番も紹介させて頂きました。
- アイロン台を使う目的と必要なサイズを測ってみる。
- 床やテーブルなど使う場所など考える。
- アイロン台の手作りに必須な材料を確認してみる。
- 自宅にあるものないもの探しで手軽に楽しく作ってみよう。
身の回りにあるもの、100均で準備できるものであれば、手軽に自作でチャレンジできるのではないでしょうか?
是非、楽しみながらオリジナルのアイロン台をハンドメイドしてみてくださいね。
ここまでご覧いただいた方、ありがとうございました。
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