お月見どろぼう、全国でどれだけの地域に伝承されてるの?という我が家はその地域!
ここ何年かコロナ禍でどれだけの子供たちが訪ねてくるのかと思いながら準備しているここ数年です。
ハロウィンのような行事のお月見どろぼうの地域による風習の違いも気になりませんか?
ということで、この記事では!
- お月見どろぼうの風習や意味
- お月見どろぼうの変化
- お月見どろぼうの地域性やアイディア
- お月見どろぼうの反省点
以上、コロナに負けず盛り上がる地域の催しの違いなど紹介していきます。
お月見どろぼうはコロナ禍でも変わらず実施?
旧暦8月15日は「中秋の名月」と呼ばれ、新暦には団子やススキ、季節の野菜などをお供え物しお月見を楽しみます。
そんな「十五夜」のこの日は、「お月見どろぼう」と呼ばれる風習が残る地域で子供たちはワクワクしているに違いありません。
お月見どろぼうって誰?
ワクワクしながら各家庭を回り歩く、別名、お月見どろぼうと呼ばれるのは子供たち!
それぞれの家庭で準備したお菓子などをもらい歩きます。
掛け声をかけてくれる子や無言の子様々ですが、あれこれ会話をしながら堂々と持ち去っていく行事です。
お月見くださ~~い!
どれがいいかな~♪
子供たちにとって、間違いなく楽しみな日本版のハロウィンともいえるお月見どろぼうの日が、ここ数年のコロナ禍でどうなっていたのでしょうか。
中止になった地域もあるでしょうし、天候の関係で開催されなかったこともあるでしょう。
この数年、私の地域でコロナ禍や天候の理由で中止になったことはないのですが、さすがにコロナ禍と言われるとお月見どろぼうさんに出現は少なくなるのかとお菓子の数には迷いましたね。
そんな中で大失敗もあり、ほかの地域の方々はどうしていたのかな?と気になっていました。
お月見どろぼうがコロナ禍中も元気に発動で反省したこと!
毎年、外灯をつけ暗くなり始めた時間帯、部屋の灯りもつけ縁側にお菓子を準備しておきます。
軒先に置く方もいますが、時間も遅くなると外灯をつけても暗いので、我が家は縁側に置いています。
去年、コロナも多くなっていたため、さずがにお月見どろぼうで現れる子供たちも減るのかな~と思いながらも準備。
バラのお菓子を袋詰めにして準備しバスケットへいれ、少なくなるごとに追加していきます。
やはり、スタートから子供たちはポツポツの状態でした。
それでも軒先でお菓子を手に取る供たちは元気いっぱいで、何やら、あ~だの、こ~だの楽しそうに去っていきます。
最終的にそろそろの時間と思ったころ、少なくなっているお菓子の数に内心ドキドキしていた私...。
まだお菓子は残っていたのですが、滑り込むように2組が向かってきたのです💦
先に到着した子供たちが残っているお菓子袋を手に取り、残り1つ。
最後に向かって歩いてくる子供はなんと2人!
すべて袋詰めし在庫なしの状態、たとえお菓子があったとしても袋詰めする時間などもありませんでした💦
何かないかと大至急探しましたが、この日ばかりは子供が食べられそうなお菓子が見つからず、咄嗟に見つけたものを籠に追加!!
再現したのがこれ!!
どっちの子がジャムパンを手にすることになるの~~~。
残り物に福あったと思ってくれたら救いだけれど、子供の声が聞こえなかったのが良かったのかどうなのか...(+o+)
もしかしたら、初めての経験に驚いて声にもならなかったとか?
このジャムパン、実は義父が食べたくて買ってきていた菓子パンを拝借💦
のちに謝りました😓
いやいや、謝るのは子供にもだね。
ほんと、あの時はごめんね!
子供が従兄弟たちが遊びに来ていて一緒に参加したとか?
いや、参加できる年齢になった子供が増えてきたって証拠?
うちの地域は暗くなってからがスタートなので、開始時間も終了時間も決まっているわけではありません。
もしかしたら昔は決まっていたのかもしれないけれど、今は決まりもなさそう。
他の地域では、開始時間や終了まで決められているのか気になります。
とはいえ、コロナ禍に負けない子供たちは皆勤賞でお月見どろぼうしてくれたってことで、用意する側も一年にいちどの楽しみを台無しにしないように余るくらいの準備をしておかないと!と反省しました💦
ということで、このお月見どろぼうがいつから始まり、ほかの地域も同じような風習なのか、昔から伝わる意味など見ていきます。
自宅でもできちゃうお月見どろぼう!
雨でもコロナ禍でも、家族のアイディアで年に一度の悪事?を働くことは出来ますね!
これは、親御さんもどのようにお菓子を手にしてもらうか腕の見せどころかも♬
どうせなら、楽しんでもらいたいから♡
このように子供を幸せにしてくれる行事はいつから始まったのでしょうか。
日本版ハロウィンのようでもありますが、発祥やその意味など見ていきます。
お月見どろぼうの始まりはいつでどんな意味があるの?
お月見どろぼうの始まりは江戸時代になります。
十五夜の日のお供え物をコッソリ盗むのも、もらい歩くのも自由!という風習だったそうです。
たしかに、無言でお菓子を持っていく子もいるな~。
中秋の名月の日に、家の畑から芋が盗まれると豊作になるという言い伝えがあったそうです。
このことから、畑に入って芋を盗んでも他人の家の柿も自由に盗んで良いという風習が全国各地で見られ、その名残りがお月見どろぼうとして各地域に色々な形で残っているのですね。
昔のお月見どろぼうの条件と風習や縁起にまつわる話
この昔の風習には、たくさん盗まれうれしい理由があり、さらにはお月見どろぼうの条件もあったようです。
これは知りませんでした!
- 中秋の名月の日限定
- 根こそぎは✖で踏み込める範囲は道から片足分まで
お月見どろぼうしやすい外に置くことが多いのは、豊作を願いたくさん盗んでほしいという
- 盗まれたものはお月さまがお供え物を受け入れてくださったといわれ縁起が良かった
- 十五夜まで育つと言われる里芋は月の神様にふさわしいお供え物だったため、畑の芋がたくさん盗まれるほどそれだけ豊作になる言い伝えがあった
お月見どろぼうは子供だけ?
お月見どろぼうは子供だけです。
子供はお月さまからの使者とされていたため、子供に盗まれることは縁起が良いとされていました。
なので、準備したお供えを子供たちがすべて持って行ってくれることは、豊作にもつながりとても嬉しいこととして語られているのでしょうね。
泥棒をした子どもたちも縁起が良かったようです。
- 盗んだ団子を食べた子どもは長者になる
- 盗んだ団子を食べた子供は健康でいられる
- お供えされた豆腐を食べるとお腹が痛くならない
昔の芋や柿からお団子に変わったのは、米粉がつかわれるようになった江戸後期になります
今や、お月見どろぼうが持っていくのはお菓子と言われることが多いようですが、地域によって違いがあるのか見ていきます。
お月見どろぼうの風習がある地域はどこ?
こんな投稿を見つけました。
少し前の情報ですが、見てみると1都1府9県のようです。
お月見どろぼうの風習が残る東北
- 福島県いわき市田人
- 福島県石川郡浅川町
- 福島県東白川郡塙町、棚倉町
たしかに幻想的で素敵なシーンですね。
ものの乏しい時代に地域全体で子供を育てようとした行事と書かれています。
お月さまや豊作などからの由来にも思えますが、このような考え方もあるんですね。
お月見どろぼうの風習が残る関東
- 東京都多摩市
- 茨城県日立市・稲敷市・久慈郡
- 千葉県袖ケ浦市・君津市・富津市
- 山梨県甲府市
お月見どろぼうを復活させようとしている話も耳にしますが、
このようにイベント開催など力を入れ始めているようです。
千葉県木更津市、君津市引っ越しで、子供達が玄関チャイムを押して「お月見どろぼうに来ました。」と言うと、その家の人が子供達に用意していたスーパーのお月見セールでは、小袋や個包装のお菓子が並んでいて、家庭で詰め合わせできるようになっていました。
決まったお菓子ではなく、詰め合わせできるのは子供たちにとっても楽しい時間ですね!
お月見どろぼうの風習が残る中部
愛知県日進市・名古屋市(一部)
衣装ケースにたんまり入ったお菓子たち、こんな風景年に一度しかないでしょうΣ( ̄□ ̄|||)
子供じゃない大人も、準備の段階でニマニマしながら詰め込んでいそうです♬
三重県四日市市
三重県四日市の「お月見どろぼう」は、夕方(5時以降くらい)から始まるところが多いそうです。
我が地域の暗くなってからスタートとは違い、この時期の夕方5時はまだ明るく子供だけでも安心かもしれませんね。
三重県熊野市久生屋町、紀和町、御浜町
(お月見どろぼうではなく、芋たばり)
「た~ば~ら~し~て~」
三重県の店舗!
この山積みの状況からどれだけお月見どろぼうのに力を入れている地域あのか分かりますよね。
お月見どろぼうの風習が残る関西
- 奈良県生駒市
- 大阪府岸和田市
- 和歌山県
消毒対策大切ですよね!
お月見どろぼうの風習が残る九州
大分県大分市
- 大分県大分市
- 鹿児島県の与論島
- 沖縄県宮古島市
子供の頃は感じなかったことも、大人になって準備する側に立って初めて気づく思いがありますね。
お月見どろぼうは、子供のためでもあり、大人の成長する機会なのかもしれない!!
お月見どろぼうとは違うかもしれません。
十五夜前日までの2日間で行われる行事のようですね。
お小遣いまで...と驚き!
「おつきみどろぼう」の絵本もあるようですよ!
お月見どろぼうコロナ禍に負けない愛情の手作りお菓子に感動!
なんて素敵な♡
毎年手作りされているのでしょうか。
喜んでもらえるものって、アイディア次第なんですね。
とても愛情感じる一枚でした!
お月見どろぼうコロナ禍でも子供に返りたい大人も?
子供の頃に経験した方も大人になってお月見どろぼうの風習を知った方も、一度はこんなこと思ったことはありませんか?
「お月見どろぼう参加したい!」
童心にかえりたい...、そんな時もありますよね。
そんな心を察知してサービスしているところもあるようです。
メッセージもなかなかgood!!
1パックですよ!お月様がみています。
とはいえ、次のようなことが起きているのも実情なんですよね。
でも最近大人が車でお菓子をかっさらって行くらしい…
お月見どろぼうに、強奪された( ´△`) 車がきて、大人がごっそり。と、10袋のお菓子詰め合わせを持っていかれた。子供のイベントが(T_T)
我が家は縁側に置いているので、敷地に車が入ってまで取っていく方はいませんが、敷地わきの路上などは本当の泥棒ともいえる行為がしやすいかもしれません。
ごっそり!!とはいただけないです(´;ω;`)ウッ…
お月見どろぼうコロナ禍でも元気に発動!地域行事まとめ
我が家の地域でも続く、お月見どろぼうの行事の風習や他の地域との違いについてお話させて頂きました。
分かったことは、
- お月見どろぼうは江戸時代から始まった
- お月見にお供えしたものはお月様への感謝と豊作祈願
- お月見どろぼうできる条件と盗まれたい理由が面白かった
- 地域によってお月見どろぼうの力の入りが違っていた
- お月見どろぼうはみんなが楽しめる行事
お月見どろぼうは子供のためでもあり、大人も一緒に成長する機会なのかもしれない!!
こういう関わり、無くしてはいけないのかもしれないと改めて感じました。
参加したいと感じた方は、結婚や転勤の際、お月見どろぼうの風習がある地域か事前確認するのも良いのでは?
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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